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調べた結果をまとめる方法の1つにグラフがある。ここでは,児童一人一人がその日に食べた朝食について継続的に記録し,それをみんなで集計し,グラフを作り,集計結果を検討する。その一連の活動を通して,集計のしかた,グラフの作り方,集計結果の検討のしかたを学び,今後,グループあるいは一人で調査結果をまとめる時に生かせるようにする。(まとめ方のスキルの習得) ”食”をテーマに学習をすすめていく上で,まず身近な「自分の朝食」を振り返ったり,クラスのみんなの朝食に目を向けたりすれば,”食”についての課題意識が高まると考えた。(課題の発掘) |
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・朝食アンケート用紙 児童数分 ・集計プリント 児童数分 ・電卓1台 ・画用紙 ・油性色マジック |
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・朝食について,次の3つの項目について,1週間毎日プリントに記入する。 「何を食べたか。」 「何を飲んだか。」 「誰と食べたか。」 |
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・クラス全員の挙手により集計し,表にする。 ・円グラフをかくために,それぞれの項目の割合(%)と,円グラフにしたときの角度を,教師が代表して,電卓で計算する。 ・「何を食べたか。」を例にして,教師が円グラフのかき方を説明する。 ・児童はそれぞれ,集計プリントに,3つのアンケート項目の円グラフをかく。 ・次時に備えて,3つのアンケート項目について,2人×3組の児童に,画用紙に大きくグラフをかかせる。 |
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・3つのアンケートの集計結果や円グラフを見て,分かったことや感想をプリントに記入する。 ・プリントに記入したことをもとに,話し合う。 |
![]() グラフについては,すでに算数で学んでいるはずである。しかし,実際に調査をしてグラフをかく経験は少 ない。そこで,実際にアンケート調査をした結果を基に円グラフをかく活動を通して,割合(%)の求め方,円 グラフの中心角の計算の仕方を確認していった。 ![]() 割合や円グラフの中心角を計算する時,筆算を紙にかいていると大変時間がかかり,計算間違いも多い。そこで,電卓を使った。 ![]() 朝食を「食べる」「食べない」,朝食の内容などを日常の児童の行動と照らし合わせると,児童の理解の参考になる。 ![]() 調査結果をグラフにして終わりではない。その結果を検討するこやそこから新たな課題を見つけることが大切である。 |