実践紹介
「総合的学習の時間」でのプロジェクト学習 情報教育最前線 〜中学校編〜 人とのつながり・ネットワークを活かす教育実践
河川敷を散策する生徒達
近隣の河川敷を散策して、身近な自然を観察
河川敷を散策する生徒達
庄内川の清掃活動を行なう生徒たち
野外学習のまとめをする生徒達
自然観察から得た情報をまとめ、
野外学習の計画を練る
成田先生 本校では「総合的な学習の時間」を利用し、子どもたちに学びのプロセスを習得させるプロジェクト学習を全学年で実施しています。昨年度、私が受け持つ第2学年では、夏休みの野外学習を中心に据え、その前後の「総合的な学習の時間」を利用したプロジェクト学習を展開しました。
プロジェクト学習の活動内容
プロジェクト学習の活動内容 (第2学年)
◆近隣の川を観察して自然への興味関心を高める
まず最初に、子どもたちの興味関心を身近な自然に向けさせる目的で、近隣を流れる庄内川の観察学習と清掃活動を行ないました。活動の前、生徒たちには、観察する内容についての計画を立案させ、また観察後には得た情報をまとめる作業を課題として設定しました。
◆野外学習での活動内容を生徒たちが自ら企画
その後、北設楽郡稲武町での野外学習に向け、計画づくりに入りました。授業では、生徒たちに「稲武町での1日をどう過ごすか」について全面的に企画・立案させました。生徒たちは、昆虫の調査を行なうグループやイモ掘りと調理を行なうグループなど6つの班に分かれ、それぞれが本番に向けての準備を進めました。
◆行事の前後に課題を組み込む
野外学習の後には、現地で収集した情報を報告書にまとめる課題を与えました。このように行事の前と後ろにいくつかの課題を組み込むことで、情報の集め方や観察の方法、発表の仕方、討論の仕方などの育てたい力を、自然な形で生徒たちに身につけさせる事ができます。
第7回 「情報教育最前線 人とのつながり・ネットワークを活かす教育実践」(6/9) <- 前のページへ次のページへ ->
名古屋市立助光中学校での実践紹介